音楽の友 2000年1月号 Rond Corner
ショパン 2000年3月号 ブーニンガラコンサート
文芸春秋 2000年3月号 Peaple欄「ブーニンが選んだ未来のヴィルオーゾ達」人民日報他 2000年3月 北京音楽庁演奏会記事掲載
こちらからご覧頂けます。
昨年も仕事柄いろいろな演奏会を聴いたけれど、中でも印象に残ったひとつが11月20日浜離宮朝日ホールで開かれたゆきのぶくんのヴァイオリン・リサイタルである。ゆきのぶくんは当時まだ8歳で、それが2回目のリサイタルだったが、当日は何と新ヴィヴァルディ合奏団を伴奏に従えて、曲もヴィヴァルディの「四季」から<春>、バッハやモーツァルトの「協奏曲」といった堂々たるプログラムを演奏したのである。
スタスタと登場して来てペコリとお辞儀する姿はまだ本当にかわいい少年だったが、ひと度弾き出すと楽器は2分の1だが、実にしっかりした音を出しボウイングも自然で、伸び伸びと少年らしい健やかな演奏を披露したのに感心した。もちろんもっと安定した技術は磨かねばならないし、表現を豊にして行かなければならないが、それ以前にまず自分の気持ちが綺麗な音色で率直に表れているのがとても好ましい。
8歳といえば、確か巨匠メニューインもその頃デビューして神童と騒がれたが、ゆきのぶくんは今何も神童として騒がれなくてもよいから、これからしっかり実力をつけて21世紀を背負うヴァイオリニストの一人となって欲しい。そしてまたその可能性をゆきのぶくんは秘めていると思う。音楽評論家 結城 亨
1999年10月12日
謹啓
10月6日付けのお手紙を頂戴し、先日のご子息のコンサートの素晴らしい思い出に再び浸ることができたことを感謝いたします。 才能豊な幸信くんのおかげで、東京のチェコ大使館での10月4日の午後は、本当に素晴らしいものになりました。 幸信くんの叙情詩的なスラブ舞曲の演奏は、彼の驚くほど完成された芸術性と明快な音楽性を当日の聴衆全員に知らしめました。彼の美しい演奏はドヴォルジャークの偉業を讃えるのにふさわしいものでした。 続くパガニーニの作品は、幸信くんの恵まれた技術的な力量をうかがわせる、聴きごたえのある選択でした。 幸信くんは、8才にして既に驚くべき高度な技巧を会得しています。 幸信くんと、ご両親の益々のご健勝とご活躍をお祈りいたします。 敬具栗原幸信国際児童福祉基金 御中
チェコ共和国大使
ヨーセフ・ハヴラス
Violinist Yukinobu Kurihara music-loving parents arranged for him to bigin lessons from the time he was 4. He has avery accurate ear and an exceptional aural memory, and, encouraged by his parents' devotion and by his own accomplishment, he has developed a considerable passion for playing the violin.
Yukinobu is 7years old. This was a recital for friends of the family, and for the curious. They were no doubt thrilled at the appearance of the youngster in shorts, gamely playing through more than an hour of music (all from memoy) with aplomb and with more than a trace of cultivated style. The boy has had some very good teaching. On an absolute scale it was not truly a debut recital, for his playing is not yet of a level to enchant a disinterested audience, but it was very much more than a childish presentation.
The question on everyone's mind must be: Is this another great prodigy? There is no doubt that this is indeed a talent, and that the boy is a prodigy. But that does not answer the question of greatness. That may come later.
●わずか7歳のお子さんが弾いているとは思えない演奏でした。選曲も良かったのでは。これからどんどん豊かになると思われる表現力についてとても楽しみにしています。ステージから立ち去る姿がとてもかわいらしく微笑ましかったです。
●思いも寄らぬ美しい音色が響き渡り思わず目と耳を疑いました。本当にこれからの1年1年が楽しみです。そして本当にまだ可愛らしくて涙の出るほどの感動でした。
●デビューリサイタルに来られて大変嬉しく思います。一生懸命弾いている姿に思わず感動して涙が出てしまいました。1年後5年後10年後と、とても将来を楽しみにしています。
●今日演奏会に伺えたこと、出会えたことに感謝しております。とても、素晴らしい演奏でした。今後を楽しみにしております。
●7歳にしては、よくあんな大曲を演奏するなと思いました。伴奏と非常に良く合っていると思います。長い時間にも関わらず頑張ったと思います。
●よく練習されて演奏していると思い感心しました。ご本人の気持ちを一番に、子供らしい豊かな経験をたくさん積んで生活に裏打ちされた将来の演奏が聴ければと思います。
●とても良く響く素晴らしい音色に驚きました。どの曲も上手で、7歳の男の子が演奏したとは思えないぐらい、本当に感銘を受けました。
●正式なデビューとしては早すぎたと思いますが、聴いていて安心感があり、暖かな感性が伝わってきて心地よかったです。
●メンデルスゾーン(特に3楽章)は、ちょっと難しかったと思いますが、緩急織り混ぜて良く弾いていました。特に高音が大変きれいで感動しました。聴衆の耳は7歳だからという妥協はないと思いますので、これからも頑張ってご精進下さい。期待しています。
●音程も良いし、指も良く回るし、音楽性もあるようですので、どうか素直に伸びていってほしいです。
●素晴らしい演奏をありがとうございました。胸が一杯になりました。これからの成長を楽しみにいたしております。
●チューニングの第1音から最後まで目を閉じて聞いておりました。何という音でしょうか。涙が出るほどの音でした。
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