後援:同志社女子大学音楽学会≪頌啓会≫
Charme Autumn Concert

2003年10月12日(日) 
19世紀ホール(19th CENTURY HALL)

 シャルムの第3回目となったオータムコンサート!
3回目ともなり、ホールをどこでしようかと思案する中、嵯峨野トロッコ列車で有名な駅の側にある19世紀ホールのことを耳にしました。
そしてホールを見に行ったのですが、SL機関車と素敵なシャンデリア、ベーゼンドルファーのピアノが置かれたをホールを目にした瞬間、
3人ともがここでコンサートをやりたい!!という思いでいっぱいになりました。

 メロディーが少しずつ重なっていく『カノン』から神聖な雰囲気でシャルムワールドが始まりました。
シャルムの音が重なっていき、3人のハーモニーが19世紀ホールに響き渡りました。
続いては、ソロ演奏です。 日ごろのそれぞれの勉強の成果を各自表現しました。アンサンブルとは違う緊張感を持って演奏しました。
そして再び、アンサンブル。 チェリストのヨーヨーマが演奏した事で有名になったピアソラの『リベルタンゴ』!
独特のタンゴ調のリズムで、織り成すメロディーはどこかわくわくするようなのりの良い曲で前半をしめました。

後半は、以前に「詩と音楽によるコラボレーション」をしたことのある MewZin さんに『世界で一つだけの花』の朗読をして頂き、
歌で感じるのとはひと味違う MewZin さんの素敵な語りかけにシャルムのメロディーが歌う・・・音楽と詩の織りなすハーモニーを演出しました。
そして次はフジコへミングの演奏で有名にもなった『ラ・カンパネラ』。
ピアノ曲をシャルムで編曲し巧みな技巧に挑戦しました。高音をいかに丁寧に、かつスピーディーに演奏するかを念頭に3人でハーモニーを作り上げました。
ラ・カンパネラのクラシックとはうって変わり、結婚式や癒しの曲としてもよく耳にする『IF WE HOLD ON TOGETHER』。
大学時代の同期で作曲家でもあり、ピアニストである竹林美和さんにシャルムをイメージして編曲してもらいました。
竹林さんの心のこもった編曲に、シャルムも心を込めて演奏しました。
再び、ぱりっとした曲の登場です。『剣の舞』。
この曲は今回のプログラムの中で、一番ボリュームのあった曲ではないでしょうか?
それぞれのパートが最大限に力強く、またダイナミックに音を繰り広げ3人重なると、さらに広がっていく、そんなパワー溢れる曲でした。
そしてシャルム3人の味がとてもよくにじみ出た『ふるさとの四季』。懐かしい日本の唱歌をしっとりと演奏しました。
最後は、チャイコフスキー作曲の「くるみ割り人形」より『花のワルツ』。ワルツのなめらかな3拍子に乗り3人ハーモニーを奏でる中、華やかに幕をとじました。

アンコールには、次回までの皆様とのほんのひとときの別れ。。という事で、ショパンの『別れの曲』を演奏しました。

<余談>
 普段はSL機関車の観覧や、ギャラリースペースとして使われているこのホールを、当日コンサート用にレイアウトし直す事が、
とても大変ではありましたが、3人で部屋の寸法を測ったり、部屋を傷つけない様、ビニールシートを練習後に買出しにいったり、
コンサート用のレイアウトを作成したりと、思案しながら、会場を作り上げて行きました。
一人ではいい案が浮かばなくても、いろいろ3人で思案して話し合うと、なぜか、ぴったりないい案が出てくるシャルム。
会場を自分達で作り上げる事は難しくもあり、本当に大変でしたが、いいコンサートにしたい、お客様にどうやったら喜んでもらえるか考えていく事は
すごくシャルム3人にとってもいい経験になりました。
コンサート終了後も会場を元の状態に戻さないといけなかったのですが、遅い時間にも関わらず、本当にたくさんのお客様が進んで手伝ってくださり、
これもまた感謝でいっぱいでした。そんなやさしいお客様を持ったシャルムは本当に幸せ者だなぁとしみじみ実感しちゃいました!

お客様の声

<アンケートの感想より>
 ・激しい曲の中にも、どこか優しさが感じられて、すごく心地がよかったです。
 ・三人ならではの重なるハーモニーが綺麗でした。大満足です。
 ・幅広い年齢層の人が楽しめる選曲になっていたと思います。
 ・ジンと感じるものがあって、シャルムのコンサートに来たんだなぁ・・・としみじみ感じました。
 ・美しい音色にすっかりとりこになりました。演奏は勿論、三人の雰囲気がとても素晴らしく、とてもよい時間が過ごせました。
 ・シャルムの温かさややさしさのこもった音楽が心に染みました。 

【演奏プログラム】
 ・パッヘルベル      カノン
 ・サラサーテ       ツィゴイネルワイゼン(ヴァイオリン ソロ)
 ・ショパン         ノクターン Op.posth(ピアノ ソロ)
              エチュード Op.10 No.12(ピアノ ソロ)
 ・サンカン        フルートとピアノのためのソナチネ(フルート ソロ)
 ・ピアソラ        リベルタンゴ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 ・槙原敬之       世界に一つだけの花
 ・リスト         ラ・カンパネラ
 ・            If We Hold On Together
 ・ハチャトゥリアン   剣の舞
 ・唱歌メドレー      ふるさとの四季
 ・チャイコフスキー   花のワルツ〜「くるみ割り人形」より〜