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金木犀が咲き始めました。山の木々の色も変わり始めています。 今、秋のまっただ中にいます。 8月29日に催した「闇のさやぎ」と題した公演は、無事終了することが出来ました。 照明家の沢井敦治さんが海の底のような闇の空間をデザインしてくださいました。 米村鈴笙さんは、尺八の音に心を乗せて飛んでいけるような演奏をしてくれました。 お客さんもたくさん来ていただきました。 晩夏の夜のひとときを一緒に過ごさせていただいたことを、心から感謝しています。 喜んでもらえていたら、幸いです。 10月16日から11月1日までトルコとポーランドに行って来ます。 大月宗明氏(箏)齋藤道英氏(箏)三好芫山氏(尺八)真玉和司氏(尺八)横澤和也氏(石笛)他のみなさんと御一緒します。 分かっている限りのスケジュールを書きます。 まずトルコから。 10月18日チャナッカレ大学 10月20日ミマルシナン芸術大学 ポーランド 10月22日ウッジ市民会館 10月24日ジェシュフ市マスカ劇場 10月25日ヤロソワブ カトリック文化センター ブシュミッシ カジミュジ王城 10月27日ビャウイストック文化センター 10月28日オルシテイン市シンフォニーホール 10月29日マルボルク城 10月30日ワルシャワ市ポリッシュラジオ放送局コンサートホール というようなとんでもないハードスケジュールです。 以前ギリシャに行ったとき、ギリシャという国はトルコに400年間支配されていたので、ギリシャ料理といえばトルコ料理だと聞かされたことを思えば、おいしい料理とワインには当たるのかな。東洋と西洋にまたがる憧れの地ではあります。 ポーランドについては、ズブロッカ、ショパン、ペンデレッキ、アンジェイ・ワイダ、アウシュビッツぐらいしか思いうかびません。 まあ、何とかはなるのでしょうが、土産話になるようなものがあればご報告します。 先日、広島在住のサックス奏者、庄子勝治さんと共演するために広島を訪れた際、初めて原爆平和資料館に行って来ました。今まで何となく避けてきたのですが、そうも言っていられない。ポーランドにも行く。一大決心で向かいました。結果は、深い悲しみでした。外国人の多いのにも驚かされました。それぞれの国で発言してくれるのを願ってます。 この秋、丸い氷を作る容器を手に入れました。そして、大量のスダチをいただきました。おかげで焼酎ロックが美味でした。 友人の染め師、奥田祐斎が工房を引っ越した先の京都嵐山で、保津川漁業共同組合員になりました。おかげで炭火焼き天然子持ち鮎をおいしく食することが出来ました。 持つべきものは良い友人を実感しています あたふたと過ごしている毎日です。 今回は、これで失礼します。 2005年 神無月 上弦の頃 |