近況報告 2017.1月


 寒中お見舞い申し上げます。

城を意味するクレムリンを囲む赤いレンガで作られた城壁の前に広がる赤の広場には、広場の半分ほどを占めるスケートリンクが作られ、通りを隔てた百貨店の壁は、新年とロシア正教のクリスマスを祝うために、電飾で覆われていました。



10月18日から12月23日まで、モスクワ音楽院で開かれた「日本の心フェスティバル」の最終日の公演のために、昨年末モスクワに行って来ました。

今年で18回目を迎えるこのイベントのために、今年も43名の演奏家が招かれ、演奏を披露したそうです。何人かの友人から、モスクワに行ったという話しを聞いたことはあったのですが、こういうことかと初めて知った次第です。

モスクワ音楽院の世界音楽センターによって、毎年このイベントが開かれ、日本の音楽が紹介され続けていることに、日本の音楽に携わる者として、心から感謝しています。この広がりを願ってます。

ちなみに、私の演奏の様子がフェイスブックに上がっているそうです。舞台の奥に大きなクリスマスツリーがあれば、それがモスクワ音楽院の小ホール、私が演奏した250名収容のラフマニノフホールです。興味のある方は探してみてください。



琵琶本語りのご案内です。
今回は、鎌倉幕府三代将軍源実朝が、先の将軍の息子、公暁に暗殺される場面を描いた「鶴ヶ岡」と、源氏物語から「夕顔」です。

去年に続いて、今年も京都文化芸術会館が主催する「演劇フェスティバル」に参加することになりました。 今年の演目は「耳なし芳一」です。

ご都合が良ければ、どうぞお越しください。



本年もどうぞよろしくお願いいたします。    



 

2017年 睦月