プロフィール

片山 旭星 


 1955年愛媛県生まれ。1977年より筑前琵琶を人間国宝 山崎旭萃、山下旭瑞、菅旭香に師事する。
88〜89年、新内を人間国宝 岡本文弥に師事。
90〜96年、肥後座頭琵琶を、最後の琵琶法師と言われた山鹿良之に師事。その旋律、奏法を次代に伝える数少ない琵琶奏者ととして、玉川教海の名前で活動している。

 一方、古典のみならず、現代邦楽、民族音楽等、ジャンルに捕われない演奏活動やジャズ、ダンサーとのセッションライブ。演劇、舞踏の音楽制作、作曲など、幅広い活動を通して、琵琶という楽器の持つ独特の音色を生かした新たな可能性を追求している。

 テープアルバム「SAYAGI」「SELENE」をリリースの他、94年に和楽器とかたりのCD「いにしえ」、95年、コンピレーションアルバム「寿(ことぶき)」に参加。00年、ソプラノサックス奏者山本公成氏とのCD「Symbiosis(共生)」をリリース。
09年より上田秋成の「雨月物語」などを琵琶曲にして顕彰している。
 学習院大学非常勤講師。


94年6月 「Lunatic-月をみるもの」と題して、京都、大阪にて公演
95年6月〜96年2月 「平家物語シリーズ」として、京都、大阪にて公演
95年9月 ロンドン他6カ所にて「The Tale of HEIKE」英国ツアー
96年6月 ニューヨーク州立大学バッファロー校で開催されたコンピューター音楽祭「June in Buffalo」に作曲家振津郁江氏とともに参加
98年5月 「Lunatic〜うつろひ〜」と題して京都にて公演
02年7月 第18回<東京の夏>音楽祭に出演
02年10月 文化庁、国立劇場主催「邦楽鑑賞会〜琵琶の会」に出演
04年10月 フランス・ベルサイユにて日本舞踊家古澤侑峯氏と公演
05年8月 「闇のさやぎ〜ゆるやかな時の流れとうつくしい闇のために〜」と題して京都にて公演
05年10月 大月宗明氏(箏)三好芫山氏(尺八)横澤和也氏(石笛)等と共にトルコ・ポーランドツアー
07年9月 「琵琶語り〜小栗判官」と題して京都にて公演(肥後琵琶)
08年3月 英国・グラスゴーにて古澤侑峯氏と公演


Born in Ehime in 1955. Studied Chikuzen biwa under Yamazaki Kyokusui、 Yamashita Kyokuzui and Suga Kyokkou since 1977,and studied Higozatoh biwa under Yamasika Yosiyuki since 90. Through a wide range of activities from traditional songs sung to the biwa, modern music, folk songs,jazz, joint performance with dance, to music creation for plays, the author seeks for new possibilities making the most of the note particulr to the biwa.