教本の紹介、奏法の参考文献 Methods and Books
代表的な教則本を紹介します。このHP内のオンライン・レッスン でも使用しています。
また、いくつかの教本については、英文和訳 にて英語の和訳を掲載しています。
※ここにある解説は、あくまで私の偏見によるものです。ご参考までに。
amazonで買える物にはリンクを設置してあります。もちろん1回クリックしただけでは注文されませんのでご安心下さい。値段等詳しい情報がわかります。
『バズィング・ブック』 J.トンプソン著 Editions Bim
"The Bussing Book" by James Thompson
これから始める入門者から、奏法を見直したい中級者向け。
マウスピースでのバズィングの練習のために最適の教本。
トランペットで音を出すための入門書として 、また、中級者の毎日のウォーミング・アップとして も有効でしょう。
息と唇の関係 を身につけることや、余計なマウスピースの圧力を取り除くことができます。
付属CD(B♭,Cの両方が付属)の手本(トンプソン自身の!!)を聴き、さらにハーモニーの伴奏に合わせながら練習できます。ハーモニーの中で練習することにより、自然に正しい音程感が身に付きます。
マウスピースでバズィング後、楽器で同様の譜面を吹きます。
数ページにわたって、息と唇のバランスなどについてのトンプソン氏の詳しい解説つき(日本語訳つき) 。
主要楽器店で手に入ります。
この本の中で推奨されている、"berp(バープ)" というマウスピースアダプター(左写真)を使うと、楽器をつけた時と同じ角度、圧力で練習ができ、また、運指とバズィングの連動もできます。さらに、スロートを覆う部分には幾つかの穴が開いており、そのうち任意の数をプラスチックリングでふさぐことによって、抵抗を調節することができますので、楽器を付けた時にかなり近い状態で、マウスピースバズィングの練習ができます 。
初級者、中級者、上級者、どんな人にも。
息の流れ や音のツボ をつかむこと、また、ペダル音域を拡大することによって、高音域を拡大 することができます。
スタンプ氏は、マウスピースなしのリップ・バズィングからの練習を提唱しています。
(リップ・バズィングについては賛否両論ありますが、正しく練習することさえできれば、有益であると私は考えています。)
基本としてリップ・バズィングをやり、教本ではマウスピースで吹いた後に同じフレーズを楽器で吹きます。
改訂版(青い表紙)では、トーマス・スティーブンス氏らによるハーモニー伴奏のCDが付属していますので、それに合わせながらハーモニーの感覚の中で練習できます。
主要楽器店で手に入ります。
『アーバン金管教本』 J.B.アーバン著/E.F.ゴールドマン・W.M.スミス編 全音楽譜出版社
"Arban's Complete Conservatory Method for Trumpet" by Joseph Jean Baptiste Laurent Arban/Edited by Edwin.F.Goldman, Walter.M.Smith
これから始める入門者から、初級者、中級者、上級者まで一生もの。
トランペットのみならず、全ての金管楽器のバイブルと言われています。
トランペット(コルネット)奏法の全てのエッセンスがつまっている と言っても過言ではないかもしれません。
ただし、もともとはコルネットのために書かれたため、"トランペットで"音を出す初歩の部分については上記のトンプソンやスタンプで補う必要があるでしょう。
写真は、全音から出ている日本語版のもの。
二つあるAmazonリンク先のうち、左の白い表紙のものは、曽我部清典氏により改訂され2009年に出版された最新版。
普通の楽器店で手に入ります。
『テクニカル・スタディーズ』 H.L.クラーク著 Carl Fischer
"Technical Studies for the Cornet" by Herbert L. Clarke
これから上達したい初級者から中級者、上級者まで一生もの。
世界中のトランペット奏者が必ず学ぶ本。
一般には指の練習 と言われますが、息の流れの重要な練習にも、タンギングの練習にも なります。
これ以上の説明は不要でしょう!
主要楽器店で手に入ります。
『日課練習とテクニカル・スタディ』 M.シュロスバーグ M.Baron Company,Inc.
"Daily Drills and Tschnical Studies for Trumpet" by Max Schlossberg
これから始める入門者、これから上達したい初級者、基礎を固めたい中級者、日課に取り入れたい上級者向け。
シュロスバーグは、ニューヨーク・フィルで活躍し、しかも弟子を多くの優秀なプロ奏者に育てた名教師だったそうです。
アーバンやクラークのようなコルネットのために書かれたものとは違い、まさにトランペット のために書かれた教本と言えるでしょう。
基礎をしっかりと固め、オーケストラで求められるような、しっかしとした音を作ることを学ぶことができます。
シュロスバーグは、弟子それぞれの個性に合わせて練習メニューを書いて与えていたようですが、この教本は、シュロスバーグ自身が出版したものではなく、彼の弟子たちが、もらった練習メニューを後に編集し、出版したものだそうです。
主要楽器店で手に入ります。
『上級・唇の柔軟性』 C.コリン著 Charles Colin
"Advanced Lip Flexibilities" by Dr. Charles Colin
ある程度の経験のある中級者から上級者向け。
タイトルの通り、柔軟性 を得るための本。
リップ・スラーのみ の本です。
やさしく短いものから始まり、だんだん音域が広がりフレーズが長くなっていき、段階的にプログラムが組まれています。
本の前半数ページは、舌の位置についてはもちろん、ウォーム・アップなどについての解説が書かれています(英語ですが)。
音大の入試課題にもなっているように、非常に重要かつ有益な本です。
主要楽器店で手に入ります。
これから始める入門者、これから上達したい初級者、奏法を見直したい中級者向け。
上記の様々な教本のエッセンスをまとめ、コンパクトかつ適切な材料が集結した教本。
必要最低限で、しかも大事な練習がバランスよくまとまっています 。特に部活でトランペットを練習している中高生にとっては、最適でしょう!
練習単元ごとに、藤井氏の丁寧な解説があります。
普通の楽器店で手に入ります。
<おまけ>
[PR] 商品先物取引